VS『HEY!鏡』その②
これといった理由もなく、ふらっと入った店で偶然空いていた『HEY!鏡』に腰を落ち着けた熊井。知識がほとんど無い状態での初打ちにワクワクドキドキ、君に胸キュン(イエロー・マジック・オーケストラ)状態だった私に訪れた、まさかの奇跡。『完走』の二文字が頭でギンギンギラギラと輝いている。
ボチボチ引き戻しを繰り返したのちベルナビの振り分け100回を射止め、そこそこ出玉も確保。その上で、出玉増加のキーポイントであろう『頂対決』を引き当てる。
前回の続きになります。
この台を打ってみての簡単な感想なのですが、初当たりはももちろんのことながら、『ドライブゾーンでの早い引き戻し』と『ベルナビの振り分け』がかなりキーポイントになってきそうだなと。そのうち設定差のある要素が出揃ってくると思うので、詳しい設定看破の狙いはその後になってくると思うのですが、その『ドライブゾーンの早い引き戻し』に大きく関わってくるであろう要素が『頂対決』。少ないゲーム数での引き戻しが見込めるゾーンです。
この頂対決をうまくモノに出来れば……。完走となると、2400枚程の獲得が見込める。ココだ、ココだぞ熊井。
さあ、この頂対決の行方からスタートなります。
頂対決の初戦は『めんこプロ』こと、スケバン女帝サキ。ここは保障という名の無敵状態なので、勝利をこの手に収めている。
勝った。
勝つとその相手がバックダンサー的なことになるのね。
サキをバックダンサーに携え、意気揚々とダンスを楽しむ鏡さんの図。なんか良い。
強チェリーからベルナビホールド。
このホールドで出てくる女の子がとても可愛い。前髪を上げておでこをコンニチハ!しているのが高得点だ。
その後も危なげなく頂対決で勝利を重ねる。
『俺がナンバーワン』と言わんばかりか。主張激しめのチャッピー。
『俺がゲラ担当』と盛り上げ上手か。ノリピー。
結果、ここは5勝。これ、この時はどんなもんなのかわからんでしたが、結構頑張ってた方だったみたいですね。割と2~3勝がデフォな感じする。
さぁ、ここからもうひと頑張りだ。
この後も豪遊閣がループしたり、タイミングよくチャンス目などで引き戻しを決める。っしゃあ乗ってきたぞー。
純増5枚という爽快感と、引き戻しの達成感に完全に心を躍らせる熊井。最高だ。五号機世代の私には新鮮すぎる感覚。こんなにも多い払い出しが連続していいのか? バチが当たるぞこれ。最高すぎる。
『永遠にこの時間が続けばいいのに……』
私は思った。平日も仕事なんかせずに、永遠に純増5枚のATを消化していたい。永遠にだ。
もしも私に子供が出来たら、純増5枚のATの魅力をガッツリと植え付けなければならないな。こんなにも素晴らしいものを知らないのは損だ。毎日寝る前に純増5枚の魅力を聞かせ、卒業文集の『将来の夢』には「純増5枚の機種の6を打つ」と書きたくなるくらいには教え込みたい。
しかし、ここでついに
エンディングだ。思わず打つ手が止まる。
私は唖然とした。楽しい瞬間というのは永遠には続かない。その昔、友人と共に駄菓子屋で100円握りしめ、何時間も遊んでいたあの時を思い出す。ああ、あの時はもう戻ってこない。そしてこの純増5枚のATも……。
私の頬に、一筋の涙が流れる(病気だろ)。そうか、これが大人になるということか。
私は意を決してエンディングを消化する。そうだ。私はもう27歳。いつまでも純増5枚のATを消化できるわけではないのだ(当たり前だろ)。
はい、獲得枚数でっす。
十分すぎる出玉だ。これはかなりギリギリまで取れたのではないか?
総括ですが、鏡すごくおもしろかったです。
6号機の仕様として「1500回もしくは最大差玉2400枚の到達」で有利区間到達となり、通常に戻る。5・9号機の時は「1500ゲーム到達(純増の上限が2枚なので、実質3000枚が上限)」で有利区間到達だったので、一撃の最大枚数は5・9号機の方が一応上だ。
しかし、打ってみて思ったのは、この純増枚数で2400枚をサクッと到達させることが出来るならば、仕様としては6号機の方に分がある気がする。やはりダラダラと時間をかけて完走させるのならば、疾走感のある高純増機の方が打っていて爽快感がある。これはかなり期待できるのではなかろうか……??おかしな言い方かもしれないが、5・9号機よりもずっと面白く、勝てる仕様だと思うのです。
とは言え、5・9号機の最後にもビッグモンスターマシン『ディスクアップ』が産み落とされ、今や皆がこぞって狙っているのが現実。どの店舗でも、ディスクアップの空き台を見つけるのが結構難しい現状だ。メーカーは様々な規則の中で、最大限楽しめる機種を作ってくれている。6号機はゲーム性にある程度の自由が利くようになったので、きっと今後もっと沢山の面白い機種が出てくるに違いない。
唯一の懸念と言えば、ノーマルタイプが作りにくいということか。まあ、それでもきっとそこそこ面白くはなるはず。きっと私の想像を良い意味で裏切ってくるノーマルタイプが産み落とされ、度肝を抜かれるに違いない。メーカーとはきっとそういうものだ。天才の集まりなのだ。
ああ、楽しみだ。これからも十分楽しめるに違いない。高設定と低設定の挙動もだいぶ違うみたいなので何はともあれ、今後狙っていけそうな機種であることも間違いなさそうだ。
朝から高設定なんてツモれた日には……フフフ。ああ、想像しただけで笑みがこぼれる。パチスロはまだまだ大丈夫。そんな楽しみを胸に秘めつつ、またウィークデーは仕事に勤しんでいこうと思います。
頑張るぞー(遠い目)。
投資10000
回収44500