(ガルパン)ココス道、やります!!~志半ばで強制終了~
時は5ヶ月ほど遡り、コロナウィルスの緊急事態宣言が発令するちょっと前。
熊井シシャモは、長期間にわたる企画を勝手に1人で遂行しようとしていたーー
熊井シシャモ
「ついに始まってしまいましたか!! ココス道!!」
熊井シシャモ
「作品にハマったのはここ一年に満たない新参者ですが、現在私の心の拠り所になっているガルパン。そのコラボイベントともあれば通わざるを得ません!!」
熊井シシャモ
「スロットの調子も極悪と言って良いレベルで地の底這いずりまわっているすし……。ここは一旦ココス道に身を投じて、心を清めて気分を一新するのも良いでしょう!!」
熊井シシャモ
「えっと、軽くこのコラボイベントの内容をさらっておきますか」
熊井シシャモ
「まずはキャンペーン対象メニューを注文するとランダムでクリアファイルがもらえると……。期間ごとに種類が違うのですね。ということは、何度かにわけてココスで暴飲暴食しなくてはならないということですか」
熊井シシャモ
「で、特定店舗にはキャラクターの等身大パネルが置いてある……、なるほどなるほど。全部で12種類のキャラパネルがあるのですか」
熊井シシャモ
「さらに特定店舗では、アクリルスタンドと缶バッチが買える……。これも全12種類でランダム。アクリルスタンドが1個800円。缶バッチが500円」
熊井シシャモ
「…………」
熊井シシャモ
「……」
熊井シシャモ
「金かかるなぁ(嬉)」
熊井シシャモ
「これらの内容を精査しますと、まずはキャラクターパネルはすべてコンプリート必須ですね」
熊井シシャモ
「あとはまぁ、缶バッチはいいとして……。クリアファイルとアクリルスタンドは、推しキャラのものは最低限確保しておきたいです」
熊井シシャモ
「『西住みほ』『ミカ』『マリー』。安藤君がいないのは残念ですが、とりあえずこの3キャラは絶対確保しましょう。この3人、都合よくクリアファイルの配布期間がバラけていますね。よしよし」
熊井シシャモ
「都内の等身大パネル設置店は全部で14店舗……。これに本場茨城県は大洗店を加えた15店舗は、せっかくなので巡りましょうか! うむ、そうしよう!!」
『熊井シシャモ的ココス道』
①都内にあるパネル設置店すべてを網羅すること
②すべてのキャラクターパネルの撮影をすること
③推しキャラ(『西住みほ』『ミカ』『マリー』)のクリアファイル並びにアクリルスタンドパネルを確保すること
④聖地、ココス『大洗店』へ行くこと
熊井シシャモ
「ふむ。これはなかなか忙しくなるぞぉ!! 善は急げです!! パンツァーフォー!!」
熊井シシャモ
「記念すべき1店舗目は『瑞江店』です。ここを選んだのには訳があるんですが……」
熊井シシャモ
「お待たせ西住殿ぉおおーーーーー!!」
熊井シシャモ
「やっぱり1店舗目には私の永遠の憧れ、『軍神』こと西住みほ殿をチョイスしなくてはいけませんね!!」
熊井シシャモ
「対象メニューも豊富ですねぇ。しばらくはココス漬けになりそうですし、これは嬉しい」
熊井シシャモ
「とりあえず、クリアファイルの確保には頭数が必要ということで、1ミリもガルパンに興味ない友人を引っ張ってきています。彼にはグランドメニューは渡さず、キャンペーンメニューだけを渡しておきました」
熊井シシャモ
「さて、1枚目のクリアファイルは何かなぁ?」
熊井シシャモ
「うっほぉぉぉおおーーーー!! 西住どのぉおおおおおお!!!!!」
熊井シシャモ
「店内にも関わらず結構ガチなトーンの『やった!』が出てしまい、店員さんに2度見されてしまいましたが、まあいいでしょう! そんなことを気にしていてはココス道を歩むことはできませんからね!!」
熊井シシャモ
「ローズヒップティーでシメます」
熊井シシャモ
「帰りにアクリルスタンドも買います。さて、何が出るかな??」
熊井シシャモ
「マリー様ぁぁああーーー!!!!!!!!!!」
熊井シシャモ
「あらやだ可愛い! 」
熊井シシャモ
「内股かわいいーーーー!!!」
熊井シシャモ
「こんなに可愛い娘が欲しいーーー!!」
熊井シシャモ
「ウヒヒッ!! たまりませんねぇ!! この調子でどんどん行きましょう!!」
ーーー数日後ーーー
熊井シシャモ
「今日はココス『八王子千人町店』にやってきました。こちらにいらっしゃるのが」
熊井シシャモ
「ミカさん美しぃいいい!!!!」
熊井シシャモ
「パネル撮ってる時、店員さんにチラチラ見られましたが……。そんなことはまったく気にならない美しさですねぇ(変な汗かきまくり)」
熊井シシャモ
「さて、ここでのクリアファイルは??」
熊井シシャモ
「ウラーーーー!!!!」
熊井シシャモ
「カチューシャでしたね!! 可愛いいいい!!!!」
熊井シシャモ
「さあ、この調子でどんどん行きましょう!!」
ーーー意気込む熊井シシャモ……。しかしこの後、コロナウィルスが本格化したことにより、緊急事態宣言が発令。泣く泣くココス道の制覇はあきらめることにーーー
熊井シシャモ
「ああ、コロナウィルスよ。貴様は私から夢と希望までも奪っていったのだ……」
熊井シシャモ
「……というお話でしたが、いかがでしたか?」
友人エス君
「……」
友人エス君
「(なんて声をかければいいのかわからない……)」
友人エス君
「シシャモ君、仕事見つかってよかったな。無職だったらちょっと早めに病院を勧めていたところだったわ…」
熊井シシャモ
「え、なぜです?」
友人エス君
「無職、未婚、アラサー、ギャンブル依存症、ガルパン狂い、痛風予備軍……」
友人エス君
「跳満じゃん」
熊井シシャモ
「そ、そんなことは言わないでください。とにかく、またコロナが広まってきてしまっていますから、こんな悲劇が2度と起きないことを祈りましょう」
熊井シシャモ
「もはや対処のしようがないんじゃね? ってぐらい猛威振るってるコロナウィルス。皆様もどうぞお気をつけください!! アデュ~!!」