抽選負け後の私
朝イチからスロットを打つ時は、どんな時でもテンションが上がってしまう私。
前日どんなに仕事でミスしても、合コンで失敗しても、タモリ俱楽部の録画に失敗しても、おぎやはぎの愛車遍歴が再放送だったとしても、目の前にある戦場へと立ち向かうその姿勢は前向きそのもの。先祖がそこそこの武将だったのではないか? と予感するくらいにキリっとした表情で抽選を受けるのです。
しかし、こともあろうか「抽選負け」とかいう敵前逃亡を余儀なくされる場合もある。そうなってしまえばその店においてもう出来ることはないに等しい。私はゾーンや天井を狙って稼働することができない。パチスロを目の前にしてしまえば、打ちたいという気持ちを抑えることができない依存症なのだ。
そんな忍耐力があるのならば、ガルパンGなど打っていない。
抽選負けをして店の移動を企んでいたその時に飛び込んできたのは『パチンコ博物館』なる魅力的な施設。
ふむ。まあ、ちょっと覗いていくかってことで入ってみたんですよ。
施設内は撮影禁止だったので写真はございませんが、軽く1時間は持っていかれました。当然ながら私が知っているような機種はありません。
↓以下イメージ画像↓
こんな感じの機種が沢山ありました。
CR機が主流になっていた時期しか知らない私にとってそこは新鮮極まりない空間。ハンドルではなくレバーを使って単発で球を弾き出すレトロパチンコで、しばらく遊んでおりました。
※画像は拾い物です。
閉館しちゃうみたいです。残念。
一通り遊んでから店を移動。ここで帰ってアマゾンプライムでも見ていればよかったのでしょうけれど、そうはいかないのが依存症。ロクに勝てる見込みなんてないのに打ってしまう。
抽選負け→店移動→高設定ツモ
という流れは、下準備や計画的な動きがモノを言う。緻密に練られた作戦と狙いこそが、その見事すぎるムーブを生むのです。
私は前日アマゾンプライムでアニメの「サイコパス」を見ていたため、何の下調べもしていない。眠くなったらすぐに寝た。これでは高設定など打てるわけはありませんね。
さらに付け加えれば、高設定が狙えそうな機種や、低設定でもそこそこやれる見込みがある機種には目もくれずにガルパンをぶん回す。腰からは大洗デザインのポーチを下げて。
当然投資は止まらない。思春期の男子中学生の股間くらい勢いよく膨らむ投資。私の財布は反比例してすっからかんに。しかし、私は半分くらい気絶していたのでガルパンを打つことを辞めなかった。壊れたペッパー君みたいにレバーを叩き続けた。
なんだかんだ打っていると、こういうチャンスがつかめるんです。それがパチスロ。諦めない心があっても勝利は訪れないかもしれませんが、強フラグはたまに顔を出す。これが愛。
久々にマウスを引いて満足気な私の財布は「すっからかん」からちょっと回復して「朝から打つには全然心もとない」くらいの経済状況に。これでも満足してしまう私を、誰かそろそろ殴っちゃくれませんか?