ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

愛を届けたい台

好きなのにその思いが伝わらず苦しい思いをすることが、生きていると多々あると思います。

異性に対する感情はもちろんのこと、動物や友人。職場の上司やお客様など。いっぱいありますね。かく言う私にもありまして。


その相手が『スーパーブラックジャック2』っていうんですけど。

 

 


なぜこんなにも強く思っているのに、この愛が伝わらないのか。出たてのころから、まあまあ打ってるのに、まともに勝ったためしがない。苦しい。つらい。

 

とある休日。旧イベント日を狙って朝から並んでいた時のこと。早い番号を引けたら絆かまどマギ2、ギアスccなんか打ちたいなぁ。今日は間違っても番長3にはいかないぞ、なんてことを考えていたら、店のラインナップにその名前があった。

 


「あっ、今更スーパーブラックジャック2入れてる」

 

私は並びながら思わず口にした。前に並んでいたお兄さんが振り返り、独り言を言う私のことを可哀そうなモノを見る目で眺める。私はお兄さんに「えへへ」とつぶやき、設置機種が表示されているスマホへと視線を戻した。確かに、その画面にはその名前がある。忘れかけていたあの想いが、懐かしい愛が蘇る。

 

入っているのは2台。しかも新台ときた。これはここに行くしかない。私の頭は、すでにリオの太ももでいっぱいになってしまった。

抽選は早いに越したことがない。並びは150人ちょっと。まあ、余程のことがない限り大丈夫だろ。

 

抽選は40番だった。この番号ならおそらく取れる。私は意気揚々と入店した。

 

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オッケー、予定通り。私は誰よりも早くバラエティーコーナーに足を踏み入れ『スーパーブラックジャック2』に対峙した。ああ、そうそうこんな台だった。ルーレットの役物何の示唆をしているのかよくわからないミントのランプ。懐かしい、リオ可愛い。


この台、設定6だと機械割りが119パーセントを超え、確か現行機では最高の値だったと記憶している(間違っていたらすみません)。そんな挙動の台に座ったことなどないが、ちょっと今日はそんな奇跡を味わってしまう可能性があるんじゃないか? 新台でしょ? あるある~!!

 

朝イチ特有の謎ポジティブを発動し、私は二台あるうち、前日回数が付いていない方の台を確保した。よくわかんないけど、迷ったら上げ狙いだ。

 

打ち始めてしばらくすると、リーチ目が出た。

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そう、この台はリーチ目が出る。打っているときは何も思わなかったが、枠上スイカの外れ目。今改めてみるとなかなかシブいじゃないか。目押しをミスってるだけじゃないか、という意見は一旦置いておいて、とりあえず早い段階で当たったのはうれしい。投資はまだ4本。リアルビッグを獲得。


青ビッグを消化し終え、300ゲーム。

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疑似ボーナスを獲得。

 

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ストック。

 

終了。そして500ハマる。

 

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当たる。
しかし単発。なんか思い出してきたぞ。これ、確かめっちゃムズイんだった。

 


勝ち方的には、ストックタイムで頑張らないとどうしようもなかったはず。とりあえずは早く当たってくれ。

 


しかしそんな願いもむなしく、しれっと天井到達。なんだこれは。


この時点で私はかなりふてくされていた。なぜ私は朝からスーパーブラックジャック2を打ったのだろう。後悔しか残らないぞこんな展開。

 

朝から黙ってギアスcc打っとけよ。40番なら取れただろうが。なんなら、まだ番長3で地獄を見ておいた方がよかったんじゃないか?いや、それはそれできっとムカついていたハズだ。結局こういうことなんだろうよ。ブツブツ……。

 


そんなブツブツ言う私に、一筋の光が差し込む。

天井からの疑似ボーナス中にしたストックが。

 

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ああっ!!来た!!ついに!!

ラストチャーンス!!

 

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長いことリオのジッポーを愛用していたかいがあった。愛が通じたか? ごめん、白状するよ。どうしてもドリスタ2だけは好きになれなかったんだ。その罪は、この僥倖ですでに許されていたと考えていいはず。投資は3万を超えている。これでなんとかしないとダメだ。頼むぞ!! 愛してるよ!!

 

………

……

 


私はこの日、結局5万円負けた。
あのストックタイムは何のことはない。2個ストックし、ただただ滑らかに終わった。悔しさのあまり打ち続け、さらに無駄に負けた。


もう二度と打つまい。あの台に私の想いは通じないのだ。そう、あきらめるしかない。

 

そして数日後、別の店舗でスーパーブラックジャック2を見つけた私は笑顔で座り、あっという間に2万負けた。


もう打たないぞ。ここに誓おう。もう打たない。諦めたから、俺は。さすがに無理。どうせ6なんて使われないもん。よぉし、打たないぞ。多分打たない。なるべくは見掛けたくないわ。

 

次からは2万までと上限を決めて打つことにします。