ノーマルタイプが面白い。
最近はアレックスが面白くてよく打っております。
左リール中下段くらいに赤七を狙って、不意にブドウの大Vが停止した時なんかは、思わずニヤニヤしてしまう。ああ、そしてリーチ目にとどまらず、あの筐体の格好良さよ。黄金のシルエットが本当に美しい。ブドウの絵柄が絶妙に可愛いのも高ポイントだ。
……はて、そういえば私はいつからノーマルタイプにワクワクするようになったのだろう。私がパチスロを打ち始めた時というのは、5号機初期から中期にかけての頃だった。液晶付きのAT、ART機がホールの大半を占めていたこともあり、私も自然とART機へと足が向いていた。
思い返してみると、私がノーマルタイプのスロットを自ら好んで打つようになったのは、わりと最近のこと。ここ1、2年くらいの話じゃないかなぁと思います。そう考えると、まだまだビギナーですね。
ジャグラーという牙城はさておき、ここ最近ではアクロス系の機種を筆頭に、様々なノーマルタイプが開発されました。その中には高い評価を得た機種も少なくない。
そういった流れの中で、これまではハナビやバーサスといった機種に多少及び腰だった私のようなライトユーザーが、よりノーマルタイプに触れやすくなったというのは紛れもない事実だと思います。私自身、沢山のノーマルタイプを触り、それぞれの魅力を感じていた次第でございます。ひとえに各メーカーの開発努力と、それらの機種に設定を使ってユーザーを楽しませてくれたホールの頑張りのおかげ。多少目押しが上達したことに加え、内部的な制御、仕組みについて理解が深まったのも私がノーマルタイプを面白いと感じることになった要因の一つではあります。しかしそれ以上に、ひと言にノーマルタイプといえど、ゲーム性や仕組みが異なる機種が沢山ホールに設置されているこの状況が、打ち手をノーマルタイプへと導く大きなきっかけになっているはずです。
そんな、ノーマルタイプ再評価とも言えるこの時期を踏まえ、私がこれまで打ったノーマルタイプの中でも印象に残っているいくつかの機種を、感想と思い出を踏まえながら紹介してみたいと思います。私は5号機世代ですので、退屈な機種選択になってしまうかもしれませんが、そこはお許しを……。
ちなみに『ディスクアップ』は今回除外する事にしました。世間的にも私個人的にもレジェンド級の機種だとは思いましたが、あれはちょっと特別枠。厳密にはART機であるという部分も加味し、今回は特別に無視します。
まずここははずせないな、と思っております。恐らく一番打ったノーマルタイプなのではないかと。目押しの難易度や一枚役の獲得手順など、当時まだまだ初心者に毛が生えた程度の打ち手だった私には、それはもう新鮮で新鮮で。難しさとリールを止めることに対する手間が見事に楽しさに変わり、夢中になって打っていた記憶があります。勿論、目押しが満足に出来ることなんてなかったのですが、それでもビタ押しが成功した時や一枚役をきっちり取れた時なんかは自分の成長を感じることが出来たのです。
とにかくこの機種を打ってから、ノーマルタイプに対する意識がちょっと変わりました。思い出深い機種です。クッソ負けてるんですけど。
『スロット 魔法少女まどかマギカA』
かなりハマったんですよね私。面白くないですか? ねえ、ねえ。面白いですねよ??
いやしかし、もう評判悪すぎてもうなんも言えねぇっす。
高設定の挙動が分かりやすかったこと、そして出玉率の高さが魅力的な台。とにかくチャンス目と強チェリー待ちの台であるという印象が、高設定を打った時に一変しました。「あ、高設定のノーマルってこういうことなのね!」ってな具合に、当たる当たる……。
しかし、世間的に設定に期待できる期間というのがあまり長くなかったので、狙えた時期が限られました。まあ、設定なんか入るはずがないって分かっていても、面白くてよく打っていたんですけどね。
低設定はとにかく辛いイメージがあります。まどマギAの低設定に救いは無い。
『A-SLOT エイリヤンエボリューション』
初めて打った時は、なんとも言えない台だなぁと思いました。リーチ目が3000通り以上あるということを物語る配列が、どうもごちゃごちゃしていてあまり好きになれなかったのです。もうちょっとスッキリした配列で、狙いどころを明確にしてくれた方が当時の私には優しい仕様だったということでしょうか。
しかし、少し間を置いて再びこの台を打った時、「あれ?そんなに悪くないなぁ」と思ったのです。左リールに二か所あるバーはどちらを狙ってもオッケーだし、それぞれのバー付近の配列が違っているので、好みで狙いを変えることが出来る。勿論、リーチ目も違ってくるので意外と飽きがこない。「ここぞ!」という時にはイチ確目を狙うこともできて、まあなんとも贅沢な台だな、と。
余談であり想像なのですが、この台絶対AT、ART機で出そうとしていましたよね? RT中のベルを、左中右にいる敵キャラを倒しながら獲得させるという演出に、そんな強い思いを感じたのは私だけでしょうか。いや、本当に何となくなんですけど……。
あ、あとは甘かったですね。すべてのボーナスの後にRTが付いてきて、わりと50ゲームのRTも引ける印象でした。うん、今思い返しても甘い甘い。
『クランキーセレブレーション』
「困ったときはこれを打つ」
そんな台でした。
ボーナスの合算が軽いので、単純に打っていて楽しい。ノーマルタイプはやっぱり当たらないと面白くないですからね!!(笑)
中リールのスイカが少し狙いにくいことを除けば、目押しが容易でリーチ目も分かりやすい。そして何より、アクロス系の台においてビタ押しが失敗していることがバレにくい機種ナンバーワンじゃないかと思います。とてもやさしい台だ。好きだ。
ビッグが数回連続すれば、あっという間に1000枚くらいは出る。しかし、コイン持ちが悪いのでちょっとハマるとすぐに追加投資を余儀なくされます。この台の高設定っぽい台を打ったことが今まで無いので、サクッと出して、引き際を見極める台だと私は勝手に思っています。クラセレの6ってホールにあるんですかね? 合算がどんなに良くても、急にハマりだしてペロリと出玉を飲み込む台な気がします。いや、面白いから打つんですけど。
これはおそらく、一番勝った機種だと思います。よく朝イチから狙っていました。高設定の挙動がわりと分かりやすいので、そこそこ見切りもつけやすい。あと、CCがエロい。勿論多少ハマることもあるんですけど、「こりゃダメだ」と見切るときに大ケガしていることが少なかったんですよね。ちょこちょこ当たったり、必ずRTが付いてきますから。やっぱり甘いんだろうなぁと思います。あと、CCが良い具合にエロい。
まだ、たまーにですけど高設定っぽい台を見かけることがあります。長いRTのおかげでやめ時も決めやすいし、初見のホールなんかで様子を見るにはもってこいの台だと思います。あと、CCが絶妙にエロい。
今でもよくお世話になっている台です。
ざっと思い返しただけでも5機種。まだまだ書けそうな感じはありますが、この辺でやめておこうと思います。
個人的には、アレックスが確実にこの五機種と並ぶ勢いで今キテいます。面白い。面白くてカッコいいです。実機ほしいなぁ……(やめとけ)。
皆さまにも、お気に入りのノーマルタイプがありますでしょうか? 私が知らないだけで、きっと面白いノーマル機が世の中に沢山溢れているはず。何か好きな台があったら、是非教えてください。どうぞよろしくお願いします。