ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

VS『戦コレ![泰平女君]徳川家康』その①

6号機。

皆さん打ってますか? 私はまぁまぁ打ってます。

 


最初の6号機として登場した『HEY!鏡』。この台を打って、私は思わずダラダラとよだれを垂らしそうになった。純増5枚という未知の領域に足を踏み入れたというのも理由のひとつではあるが、「単純に面白い」というのが大きな要因になっている。
出玉のスピード感や、ゲーム性。打ち手を興奮させるような演出とフラグの魅せ方。高設定域の安定感も魅力的である。

 


鏡で味をしめ「おいおい、パチスロ全然終わってないじゃんねぇ!!」と思った私でしたが……。悲しきかな。続いて登場した6号機第2弾『チェインクロニクル』ではあまりいい思いができなかった。好きな人がいたらごめんなさい。私はあの台で勝てる気がしません。あと、演出のバランスがダメかも。

「面白いところを味わうまでは打ったろうもんですよ~!!フンフン!!」と、鼻息を荒くしながら結構頑張ってみたつもりですが、結局印象は変わらないまま。今のところあまり好きではない。あと、めっちゃ負けてる。ムキになってめっちゃ負けてる。


そんな急上昇からの急降下ともいえるような心持ちで、6号機に対するイメージが揺らぎまくっている熊井。

が、しかし!!まだまだ6号機には期待してやみません。期待感がマシマシで、新台が出たらとりあえずは打たなければならないという謎の使命感に襲われる。結果、心が落ち着かない。

仕事中も『えっと今日はアレをやってコレを処理して…新台……、あとは来週コレがあるから早めに準備して……、新台はえっと……じゃなかった。今日中にアレを片付けておかないとな…新台が戦コレで……』と、どうしても新台のことが頭をよぎってしまいました。

 

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ということで、とある休日。朝から『戦コレ![泰平女君]徳川家康を打ってきました。

 

 

 

向かったホールは、萌え系の機種に力を入れていることで有名な都内の某店舗。この日は全台系の機種があるのではないか、という情報を持ってきたのは私のパチスロ仲間である友人エス君。共に打ちに来ていたエス君の狙いはまどマギ。私は戦コレ一択だった。

私は抽選を突破し、戦コレの確保に成功した。戦コレは全9台となかなかの台数を誇っているため、全台系となれば出玉感が顕著に見えてくるだろう。
ちなみに、エス君は抽選負けした結果、バーサスを確保していた。堅実な機種選択に脱帽である。

 

 


戦コレには夢がつまっている。私はそんな予感がしていた。

高設定域の安定感は抜群とのこと。設定6に該当する「ゴッドレジェンドモード」においては勝率が99%あるとかいう話だ。なんだそりゃ。鬼かよ。
ソワソワする。ソワソワしすぎてちょっと頭痛がしたくらいだ。私は頭痛に耐えながら戦コレを打ち始めた。


ちなみに戦コレは「コレマップシステム」とかいう周期抽選システムを搭載しているそうです。ベルやらレア役でATの当選期待度と継続シナリオのレベルを上げていくというシステムだ。

 

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液晶画面右上のカードでAT当選の期待度を示唆しているって感じで、左下にいるモアイさんがATのシナリオを示唆しているということか。

モアイとカードを40ゲーム間にどんどんレベルアップさせて、その周期ごとに抽選を受けると。1周期約47ゲーム。コイン持ちが良いので1000円で1周期くらいは回せてしまう。


色々スマホで調べながら打っていること30分ほど。エス君から「バーサス飽きた」というラインが入る。先ほど脱帽した帽子をすぐにかぶり直す。そのラインは華麗にスルーし、一旦周囲の台を確認した。ふむ、そこそこ当たっているではないか。島全体の立ち上がりは悪くなさそうだ。しかし、私は油断しない。

 

『戦コレの低設定には救いがない』

戦コレを打つうえで最も意識しなければならないことだ

 

熊井家に代々伝わる家訓だ(嘘つけよ)。よく祖父からその言葉を聞かされていた(だから嘘だろ)。

初当たりが重く、継続シナリオも全然レベルが上がらないので単発の嵐。そうなってくるとどうしようもないらしい。裏を返せば、高設定域においてはその辺が優遇されるので、軽い当たりが引ける上にATも継続しやすいということだろう。


家訓を胸に刻んでいたので油断は無かった。とはいえ、周囲の好調具合に私も期待が膨らむことは事実。膨らんだのだが、微かによぎるのはまだ記憶に懐かしい『ゆゆゆの悪夢』。全台でほぼ間違いないだろうという状況で、私だけがバッチリ負けるという悲劇だ。

 

sishamoslot777.hatenablog.com

 


あの日のことは、思い出しただけで悲しくなる。私の瞳から、こらえきれずに涙があふれた(病気だろ)。ああ、戦コレよ。頼むから早く当たってくれ。そしてそこそこの出玉をくだされ。私は頬を涙でわずかに濡らしながらレバーを叩き続けた。

 

打ち始めて6千円。287ゲームで私もついに当たりを引いた。6周期目である。

 

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ちなみに、初当たりは島でダントツのビリだった。みんな当たりが早い。そして9台中2台はすでに箱を使っている。さすが高純増AT機。早いな。

『私だけが置いて行かれるわけにはいかないな。早く皆に追いつかなければ……』

はやる気持ちと家康ちゃんの天真爛漫な笑顔が私の背中を後押しした。単発だけは避けよう。そう心に誓う。

 

「戦コレの島の皆さん!私もすぐ追いつきますので!!ちょっとだけ待っていてください!!」

 

私は立ち上がり、そう島全体に声をかける(完全に頭おかしいだろ)。むむ、みんな聞こえていないのだろうか、私の言葉には無反応である。自分の台から顔を一瞬たりとも離さず、真面目な顔でレバーを叩き続けている。

なるほど、これがチームワークか。言葉ではない、結果と態度で示せということか(違うだろ)。

 

私はおとなしく席につき、煙草に火をつけてからATの消化に入った。

 

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AT中の演出がたくさんあって面白い。多彩なパロディである。

 

 

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初当たりは5セット515枚で終了。
まぁまぁ頑張った方か?

 


相変わらず周りの挙動が良い。私もある程度まとまった出玉を確保できたので、これで少し様子を見ることが出来る。とりあえずは一安心だ。
しかし、パチスロはそんなに甘くない。油断してはいけない。慢心もダメだ。そう『ゆゆゆ』が教えてくれた。


「少し腰を据えて打てそうだな。慎重に打つぞ。ダメそうだったらやめような。全台上かどうかもわからないし、4とか5で勝てる保障全然ないんだから」


とか思っていると、次の当たりが44ゲーム。1周期目だ。

 

「むむ?」

 

僅かに眉が吊り上がる。しかし、この程度ではまったくセーフティではない。

獲得は2セット194枚。
ドル箱に手がかかり、気持ちコインを移す。

 

せめてもう一回早い当たりが欲しいが……。


願えば叶う。3度目の当たりは56ゲーム。1周期目で当たる。


「むむむっ?」


腰が少し浮く。必死に抑えた。まだだ、まだ早い。

これが2セット175枚。

 


もう一回あるかな……?どうかな??

4回目の当たり。50ゲーム。1周期目だった。


「ツモォッ!! これはツモだぁ!!」


思わず叫んだ(ウソだろ)。私の声は店内に響き渡る(これもウソだろ)。豪快に右手を振り上げ、拳を握りしめる(じっとしてただろ)。

 

ゆゆゆの教えを見事に忘れ去り、私は完璧に有頂天になった。出玉もある。初当たりも軽い。感触は最高。危なくなったらやめればいいし。へへへ。大丈夫だこれは。

しかし、戦コレはそんなに甘くなかったのだ。


その②に続く……