車買い替え軍記～後編～

前回のあらすじ

ーーーーー

スロットで負けたら車を買い替えると啖呵を切った熊井シシャモ。

マジハロ７にて中段チェリーから完走するも、２０００枚の投資を捲れず、あえなく敗北する。

ーーーーー

熊井シシャモ

「不成立！！」

熊井シシャモ

「ノーカウント！！」

熊井シシャモ

「完走したんだから！！ ノーカン！！」

熊井シシャモ

「ノーカン！！ ノーカン！！ ノーカン！！」

「ざけんな！！」

「さっさと買い替えろ！！」

熊井シシャモ

「う、うわぁ」

sishamoslot777.hatenablog.com

ーーーー

ーーー

ーー

車買い替え軍記～前編～

ジャッジメントチェーン(律する小指の鎖)

　念によって創り出した鎖を対象者の心臓に刺し、ルールを定める能力。定められたルールに反した場合、鎖が対象者の心臓を握りつぶす。

　クラピカは自分自身に対して「チェーンジェイルは旅団以外には使わないこと」というルールを定めて自分に仕掛け、チェーンジェイルの威力を向上させている。

熊井シシャモ

「……なるほど。クラピカは自分の能力に『旅団以外に使用しない』という制約と『旅団以外に使用した場合自分の命を落とす』という誓約を立てたことでその威力と精度をチート級に引き上げた、ということですか」

※みんな大好きハンターハンターより

熊井シシャモ

「つまり、これを取り入れれば私もスロットで著しい能力を引き出せるということですね！！ あっはぁ！！ なんて簡単なことなのでしょうか！ こんなことに気が付かなかったなんて！！」

熊井シシャモ

「早速、制約と誓約を立てましょう！ これで私のヒキもチート級のものになるに違いない！！」

１/１７６６５９を引いた私：『ガルパンG』

『３台以上設置の機種に、全台高設定が３機種以上』

パチスロ店にここ最近横行している所謂『公約付き取材』。この手の媒体取材は昨今、溢れんばかり行われていますね。

とは言え、数が増えればいいというものでもない。以前に比べるとその信用性も疑わしいな、などと思えるモノも増えてきているように思える。『マッチングアプリのサクラ』『新宿歌舞伎町のぼったくり客引き』『パチンコパチスロのガセ取材』。この３つは、現状肩を並べるくらいの件数発生しているに違いない。本当に気をつけたいところだ。

当然、ガセ取材に足を運んでしまうこともある。全くその公約に則った設定状況ではなかったり、そもそも高設定がなかったり、店内を見渡してもニューパルサーを一心不乱に朝からぶん回すオッサンしかいなかったり、有名ライターではなく近所の定食屋のご主人が来店していたり…。

「はっは～ん。こりゃダメだ」ってな具合に、完全な回収イベントとしてお店がその取材を使っているというのが一目瞭然だったりもするわけです。

当然、そうなってしまえば早めに撤退するのが吉。吉ではあるのですが、私は常に大吉が引きたい。しかし、媒体取材と店を見誤った時点で「凶」を引き当ててしまっているのはほぼ確実。こから最上位である「大吉」へと格上げするには低設定の誤爆で出玉をひねり出すか、もしくはとんでもないフラグを引くかするしかない。

ーーーーー

ーーー

ー

この日も私は「凶」を引いてしまったわけです。

【くだまき】第４回 完走の仕方

某日、都内某店……。

H師匠

「今日はシシャモ君がこの店にいるって聞いて来てみたのだけど、姿が見えないわね……。まさかジャグラー打っているなんてことはないと思うからこのフロアだと思うんだけど……ん？」

H師匠

「あっ……」

６号機で勝負する私

次々と撤去されていく旧基準機…。

そんな様子を眺める熊井シシャモ。

新たなメイン機種になりうるであろう番長３。

この機種でどの程度やれるのか……。

熊井シシャモ

「番長３は無理ゲーすぎます……」

番長３か、それとも６号機か……。葛藤するシシャモ。

彼が出す答えとは……！！

熊井シシャモ

「と、とりあえず投資を抑えられる６号機で勝負してみましょう……」