VS『HEY!鏡』その①
「うーむ、打ちたい台がないなぁ……」
自転車にまたがり、自宅近くのC店へと向かいながら私はこんなことを思っていた。打ちたい台が無いというのならば、打たなければいいだけの話だ。なぜ打ちに行くのか。しかし、そんな冷静さはとうの昔にどこか遠くへと郵送した。そんな野暮なことは言うべきではない。仕事が休みでやることがないのだから、打ちに行くしかないだろう。
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VS『パチスロ 結城友奈は勇者である』
時刻は18時。パチスロを打ちながら私は天を仰いでいた。
なぜだ。なぜ私はこんなことになっているのだろうか。苦しい。苦しすぎる。
そもそもなぜ私はこの台を打っているのだろう。
ゆゆゆこと、『パチスロ 結城友奈は勇者である』。この日対峙することとなったこの台は、私をあざ笑うかのようにもて遊び、そしてついには天井付近まで引っ張り、いやらしいことにその直前でARTに当選しやがった。
ああ、憎たらしい。本当に憎たらしいのだが……。
やめられないのだ。この台はおそらく高設定なのです。
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VS『クレアの秘宝伝~女神の夢と魔法の遺跡~』その②
クレアシリーズ第3弾『クレアの秘宝伝~女神の夢と魔法の遺跡~』を朝イチから打つ熊井。
高設定を予感し、趣味打ちの延長に見え隠れしたまさかの出来事に取り乱し気味になりながらも平静を装い、いかにもな感じを演出しながら周囲に「え? これ狙い台なんで。当然高設定ですけど?」ってな雰囲気をアピールすることに必死になる。
ちなみに、前回引いた『斜めスイカ重複のボーナス』は、設定1・2で1/16384。設定5で1/8192。設定6で1/4096。設定差大きいぞぅ。
さあ、最高設定をプンプン匂わせるクレア。チェリー重複のボーナスも良好。おいおい、いよいよこれはマジであるのではなかろうか。
前回の続きになります。
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VS『クレアの秘宝伝~女神の夢と魔法の遺跡~』その①
クレアの秘宝伝。
私はこの秘宝伝スピンオフシリーズが好きだ。
「パチンコをよく打ちます。スロットはまだちょっと苦手です」
といった塩梅の頃に、初代のクレアが登場したように記憶していますが、これにはまぁまぁハマった。重複のフラグがほぼチャンス目で、期待度もそこそこ高かったような印象。秘宝伝ではおなじみ「高確率」という演出をチャンス目契機のプチRTで再現し、秘宝伝のゲーム性をしっかりと周到したノーマルタイプ。
当時は「おもしれー!! おもしれー!!」と、設定なんて気にすることなく打っていたのだが、思い出せば思い出すほどに良くできていたと思う。
熊井調べでは、あれは名機だ。間違いない。
後継機である『クレアの秘宝伝2 眠りの塔と目覚めの石』も、そこそこ打ったのだが、なぜか初代ほどの衝撃と愛は生まれなかった。なぜだろう。ゲーム性も変わってはいない。しかし、打てども打てども、あの時の楽しさは味わえないのである。ああ、私のあの想いは、もうかき消されてしまったのだろうか。
そんな不安を抱えながら、クレアの第3弾『クレアの秘宝伝~女神の夢と魔法の遺跡~』を打ってきました。
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