ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

VS『番長3』その①

 その日私は10時過ぎに目が覚めた。特にこれといった予定も無く、競馬の重賞レースも買う予定がない。なんともぬくぬくした休日の目覚めだった。正午をやや過ぎたくらいにノソノソと家を出る。無論、なんの予定もない休日に向かうのはパチンコ屋である。

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暴走する私:その②

意を決して着席した北斗修羅。とにもかくにも、ARTにぶち込まなければ話にならない。あとは天授を引いて枚数を稼いでいって、イイ感じに継続抽選も拾っていって、まぁ、そんな感じかな。お、なんか行ける気がする。

 

そんな妄想をしながら打ち始めたのだが、私はその北斗修羅で何も出来なかった。一度だけ天授を引いたが、それだけ。なんら惜しいこともチャンスもない。

ただただ、滑らかに投資を続けるだけだった。

 

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暴走する私:その①

都内、某日。私は友人であるエス君と共に、車でとある店舗へと向かっていた。それなりに有名な店で、雑誌系の取材や映像系の収録もそこそこの頻度で行っている。旧イベント日には、それはもうかなりの賑わいを見せるらしく、出玉的にも大盤振る舞いだとか。

 

そんな話を聞いてしまっては、一度くらいはそんな恩恵にあやかりたいと思ってしまう。私の朝のテンションは、土俵入りする直前の高見盛くらいに上がっていた。

 

そんなワクワクが止まらない私とは対照的に、助手席に座るエス君は、なぜか難しい顔をしていた。煙草をふかしながら、「凱旋……絆……凱旋……? 絆……」と、花占いでもしているかのごとくブツブツ言っている。
 

そんなブツブツやっている場合ではない。私は気合いが入っているのだ。土俵入りする直前の高見盛関が、そんなブツブツ言っているところを私は見たことがない。「沖ドキ!! まどマギ2!! 沖ドキ!!」私はエス君に向かってきっぱり言ってやった。

 

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VS『パチスロマイケル・ジャクソン』その②

何はともあれ、私はマイケルに座ることができた。ほとんど情報を調べずに来たので、設定差なんかはわからないが、マイケル・ジャクソンという人間はそんなちっぽけな数値に左右される男ではない。すべてを凌駕する、キング・オブ・ポップなのだ。気にするな、熊井よ。まあとにかく、ARTに入れて、上乗せして、ジャックポットさせて完走すればいい。そういうことだ。


打ち始めて3千円。CBを引く。チャンスゾーン的な扱いのボーナス。調べると、期待度は約20パーセント。まあ、5回に1回くらいはARTに入るのか。CBが全設定共通で1/269。まあまあ重いな。
とりあえず、早めに当たるに越したことはない。これをサクッと入れてしまおう。

 

 

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はい、入った。

 

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VS『パチスロマイケル・ジャクソン』その①

某日。仕事が休みなのにも関わらず、私は朝八時に目を覚ました。

昨日のうちに用意しておいた菓子パンを食べながら、インスタントのコーンスープを飲み、余裕をもって熱めのシャワーを浴びる。歯を磨きながら鏡を見ると、いつもに増して気合が入っている自分を確認できた。キリっとしている。私は気合が入っているときはいつも熱めのシャワーを浴びる。

 

自宅から電車で30分弱。目的のB店へ。私はこの日、どうしても打ちたい台があった。ここ最近の台で最もビッグなタイトルといっても過言ではない、あの台。そう、みんな大好きの、あの台。あのスーパースターの台である。

 

パチスロ・マイケルジャクソン』

 

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