6号機「ロードオブヴァーミリオン Re:」初打ち所感
『ロードオブヴァーミリオンRe:』。
新しめの6号機で、純増がおよそ5.7枚。えーっと、私の愛する『HEY!鏡』が確か純増5枚だから、それ以上の出玉スピードってことになる。純増5.7枚…ゴクリ……。ワクワクする。いったいどんな世界なのだろうか。おっと危ない。ワクワクしすぎて鼻血が出るところだった。
そしてこのリザルト画面である。
今回は6号機『ロードオブヴァーミリオン Re:』初打ちの感想を書いてみようかと思います。
瞬間的に、すべてが夢だったかのような錯覚に襲われたが、そのイメージさえ急速に遠ざかる。私はレバーを叩こうと用意した左手の動きを止めた。理想と現実が曖昧化され、脳の回転速度は急激に低下する。呼吸をすることすら忘れ、ただただ目の前に広がる画面を眺めていた。
57という数字がただ私の目を素通りするだけで、何の印象も残らない。まるで生ぬるい水で何倍も希釈されたような、薄く気だるい記憶に変わる。
淡い杏色の期待と、透明なジェル状の後悔が混在する。考えるともなく考えるのは、純増枚数という記号化された具体的なイメージの裏にある、停滞した心像。どちらかが大きければ、もう一方は小さくなる。中庸にいることがベストではなく妥協であることを私は理解しているつもりだが、どちらかに振り切れることが、ここまでの結果になるとは思いもしなかったのだ。淡々とした言葉の羅列が、私の脳内に広がっている。私は目を細め、視界を無理やり狭めた。このまま目を閉じることが、自分を制する唯一の方法なのではないかという思考が体中に停滞する不安を………。
ハッ!! いけない、いけない。何をそんな訳の分からないことをダラダラ書いているのか。失礼しました。
えーっと、つまりはですね……。何が言いたいのかというと、
「ちょ、ちょっと少なすぎんよ~!!」
ってことなんですよね。
投資17本でようやく掴んだ初当たり。ここから始まる夢物語に思わずミポリンよろしく「WAKU WAKUさせて!!」と心躍らせたのですが、獲得は僅か57枚。1~2分くらいでボーナスが終わってしまった。
打ってみた感想をざっと書きます。
早い
マーナ
ママママーナ
これだけ押さえておけば大丈夫でしょう(さっぱり分からん)。
通常時はゴッドみたいな感じ。数字がグルグル回って、ちょっと派手な演出が出るとレア役。それだけ。ホントそれだけ。
グルグルと回る数字を見ながら、ATを目指します。
当選契機はレア役解除かCZによる当選、もしくは『マナ解除』と呼ばれる抽選。
レア役解除は文字通り。体感ではあんまり期待は出来ないと思います。
CZはハズレによって溜まるポイントでの抽選だとか。ボーナス期待度は約33%。
そして、この台の肝になってくるであろう『マナ解除』。
コイツに私は苦しめられました。
この緑のギラギラしているメーターみたいなやつがマナポイントのゲージである。
ベル・リプレイの成立時に溜まっていく『マナ』と呼ばれるポイントがあり、これがゲージいっぱいまで溜まるとボーナス抽選が受けられる。
当選期待度は約25%あるらしいのですが……私はこの台に嫌われているのでしょう。8回くらいマナ貯めたのに1回しか解除しませんでした。悲しいなぁ。
『レア役解除』『CZ解除』『マナ解除』。この三つをどうにかこうにかしてATを射止めにかかる。
さあ、大変退屈な時間を過ごした後、お待ちかねのATは2種類の疑似ボーナスによって構成されており、そのボーナスを天国ループさせて出玉を伸ばしていこうよ、という仕様でございました。
偉いボーナス『ヴァーミリオンボーナス』
1セットが50Gor100Gor150Gor200G。純増5.7枚。ジュルリ……。おっと、よだれが出る。
偉くないボーナス『ヴァーミリオンチャンス』
ベルナビ5回。約60枚。おいおい、待ってくれ。少なすぎるぜアミーゴ。
そしてボーナスをループさせるにあたって用意されている、この台の天国が最大96G+α。
『Vループ』ってのをボーナス中に引っ張ってくると、次回天国でのボーナスが確定するんですが、その天国っていうのも96G。
ちなみにコイン持ちが50枚あたり約50Gなので、偉くないボーナスである『ヴァーミリオンチャンス』がループしちゃうと辛い。追い金必死である。
おそらく、時間当たりの出玉スピードの関係で、この長めの天国ゲーム数は仕方がなかったのだと思いますが、うーん……。ちょっと、完走型のATをループさせるには長い気がするんですよねぇ。
ボーナス終了後は毎回96G見ないといけませんから。現状維持どころかきっちり出玉持ってかれちゃいます。
AT終了後は96G「ドキドキワクワク・天国なのかな?」を楽しむわけですが、この96Gの間マナが溜まりやすい状態になっており、その間にマナ解除も狙える感じである。
私はまったくその恩恵を受けることが出来なかったのですよ。ヒキ弱。
鏡やチェインクロニクルのように、
「細かいゲーム数をポンポンつないでいく」
という6号機っぽい動きよりは、
「どこかで大きなゲーム数を引っ張ってこないと話にならない」
というイメージになるのかな? うん、そう考えるとやれなくもない気がします。
あとは、偉いボーナスである『ヴァーミリオンボーナス』は、やっぱりすごい。早い。クセになる出玉スピードでした。
50Gしか引けませんでしたが、疾走感と気持ちよさは凄まじい。消化中は非常に楽しい。100Gやらなんやらがループしたら、それはもう楽しいんだろうなぁ…という欲は沸きます。
まあ、この台の一番の魅力は、マナが溜まるときの音が「マーナ」「ママーナ」「ママママーナ」と、謎のスクラッチマナでお届けされることでしょうか。
これ、最初のうちは若干イラっとするんですけど、徐々にクセになってきます。「マーナ」無しでは生きられない体になってしまいそうで怖い。
夜、布団に入り電気を消すとどこからともなく「マーナw」「ママママーナwww」と聞こえてきそうな、そんな中毒性のある効果音だ(病気だろ)。
ざっと感想でした。
あ、ちなみに普通に負けました。しくしく。