7月7日実践記・その①
7/7。都内某所。早朝にもかかわらず暑さが体に纏わりつくその不快感に、私はやや顔をしかめながら駅のホームを歩いていた。
パチスロ打ちにとってその日が特別な日であることは言わずもがなであろう。今年の7/7は土曜日。仕事が休みで、打ちに行ける。これほど幸福なことはない。どうせならば、抽選負けを覚悟で、それなりに期待できるであろう店舗へと足を運びたくなる。
しかし、私はその前日、仕事の都合上一睡もできなかった。一睡もできないばかりか、朝イチから勝負するとなると、時間的に家に帰る余裕すらない。職場から寝ずに店に向かい、抽選を受けることになる。この日は友人であるエス君と共に打ちに行く予定だったので、仕事終わりに直接待ち合わせ場所へと向かう必要があった。私は疲れた体になんとか気合のムチを入れ、待ち合わせ場所へと向かっていた。
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VS『大神~回胴編~』その②
『熊井調べ・設定1』の大神を打つ熊井。
前回の続きになります。
持ちメダルは1000枚ちょっとある。この出玉を増やしていくことが出来れば……。
いや、贅沢は言うまい。この台はおそらく1。現状維持……いやそれもちょっと厳しいか。とりあえず投資分くらいは残すべきだな。いや、でもこの台面白いし……。500枚くらいは残して、別の台に移動して……。
かなり緻密な計算(何も緻密じゃないだろ)をしながら打つ熊井。ダラダラ打ってしまうのが一番良くない。どこまで、という基準が必要だ。
特に5・9号機には天井がない。この台には500ゲームのチャンスゾーン天井があるが、そこを目指すというのはいくらなんでも厳しい。
慎重に、計算しつつ打つ熊井。あっさりと出玉を飲まれる。
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VS『大神~回胴編~』その①
某日、都内某店。華麗な二度寝を決めたことにより朝イチの抽選に参加できなかった私は、開店から30分ほど経ったホール内を歩いていた。
寝坊したのだからメイン所の機種に座れないのは仕方がない。ならばノーマルタイプでぼちぼち遊んで、今日は早めに切り上げるか……。
そんなことを考えていた時、ふと新台コーナーに目が止まる。5・9号機の新台がこぞって空いている。最近はこんな光景を良く目にするなぁ。
ARTメインの5・9号機が朝イチ、いの一番に埋まるなんて状況は、ほとんど見かけない。ノーマルタイプは別として、やはりART機に関して言えば旧基準機に分があるということだろう。
かく言う私も、5・9号機を朝から打つというのはあまりない。たぶん、朝からピンポインントで狙いに行ったのは、みんな大好きマイケル・ジャクソンくらいのものだ。
新台かぁ。どんな台かも分からないが、打ってみても良いか。たまには朝から新台を打つのも悪くない。
私が腰を下ろしたのは、一台だけ導入されていた『大神』だった。
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