ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

抽選負け軍記『VSパチスロ タイガー&バニー』:後編

 

 前回までのあらすじ

 

 

ーー抽選負けした熊井シシャモーー

f:id:sishamo11:20191117220021j:plain

 『険しい』

 

 

 

ーー「タイバニ甘くね?」の熊井シシャモーー

f:id:sishamo11:20191117220105j:plain

『驚き』

 

 

 

ーー「あれ? 高設定じゃね?」の熊井シシャモーー

f:id:sishamo11:20191117220124j:plain

『興奮』

 

 

 

前回の続きとなります。

sishamoslot777.hatenablog.com

 

 

 

 

思わぬ好調。台の挙動も、今のところ申し分ない。そんな探り探りの中、テンポよくAT『グッドラックタイム』を引き当てた熊井シシャモ。設定推測を進めていくためにも、ここはまとまった出玉が欲しかった場面だ。まさにナイスプレーである。

 

 

 

f:id:sishamo11:20190915004215p:plain
熊井シシャモ

「このATは伸ばしておきたいですね!! せめて500枚、いや700枚くらいは……」

 

 

 

f:id:sishamo11:20191104193733j:plain

 

AT『グッドラックタイム』はSTタイプのATで、疑似ボーナスとメインATをループさせていくという楽しい仕様。当然、ワクワクドキドキ、君に胸キュン状態。高鳴る鼓動は止まらない。

 

 

f:id:sishamo11:20191116235629j:plain

 

まずは『アビリティライズチャンス』という、疑似ボーナスの当選率アップ特化ゾーンのようなところから。ここでボーナス確立を上げていく作業を行う。鉄工所や建設現場で行われるラジオ体操のような感じだ。

 

 

 

f:id:sishamo11:20191116235712j:plain

 

 

 

 

f:id:sishamo11:20190914234207p:plain
熊井シシャモ

「おっと、これはなかなか上手ですね。しかし、ここで喜んでいる場合ではありません。油断せずに行きましょう!!」

 

 

 

 

初期ボーナス確立を決めると、さぁみんなお楽しみ。ATのスタートである

 

f:id:sishamo11:20191116235943j:plain

 

消化中は疑似ボーナスの当選に期待。

 

 

正直、この1セット目がかなりの鬼門だ。何事もなかったかの如く、颯爽と駆け抜けることも少なくない。

理想はボーナスを引っ張ってきて、ナビレベルを上げたい。

 

 

\\アラヨット!!//

f:id:sishamo11:20191117000032j:plain

 

\\ハァードッコイ!!//

f:id:sishamo11:20191117000157j:plain


 

 

これは上手い。あっさりナビレベルが上がった。

ナビレベルが上がると、メインATの純増がアップする。さらに、ATを駆け抜けてしまっても、ナビレベルを1段階下げてもう一度メインATへと復帰することが出来る。ストック的な扱いだろう。

 

 

f:id:sishamo11:20190915005750p:plain

熊井シシャモ

「はい、始まりましたねぇ。うまいなぁ私。天才かと

 

 

 

そう、高い段を一歩上がることが出来れば、あとはそのままの流れでズルズルいけちゃう台なのだ。どうせいつの間にか獲得が1000枚超えているパターンだ。

油断と言う名の自信に、これからの展開を楽観視する。

 

 

f:id:sishamo11:20190915004414p:plain

熊井シシャモ

「今日もサクッと勝ってですね…こりゃ週明けあたりに辞令が出て、ウルトライージーな部署に異動とかになる予感がするなぁ。目指すはそこでお山の大将ですよ。うふふ。出世出世www」

 

 

 

さらに、自分の将来までをも楽観視してしまうシシャモ。これは危険だ。幾度となく、その油断からイケイケな展開を棒に振ってきた。今回も漏れることなくそんな展開に落ち着きそうな予感がしなくもない。

 

 

f:id:sishamo11:20191117000651j:plain

 

 

 

しかしその後、大方の予想を裏切るように赤同色ビッグを引き、勢いに乗る。ここでATを駆け抜けてもナビレベルが上がっているのでストックがある。これは完走まで行くか。さらに、その流れで知らない美人の女性から告白でもされるんじゃなかろうか。そんな予感が胸をよぎる。

 

 

 

 

f:id:sishamo11:20190915005750p:plain
熊井シシャモ

「メチャカワ女の子が私に激惚れしたとしてぇ…でも私にはATの消化という義務がありますから、ちょっとその辺でハナビでも打っててもらうことにして……うふふ、どうしよう。完走するとなると結構時間かかっちゃうし…困ったなぁww」

 

 

 

 

 

 

f:id:sishamo11:20191117000544j:plain

 

そして終わる。

 

 

f:id:sishamo11:20190915003816p:plain
熊井シシャモ

「ああ、なんて私は愚かな……」 

 

 

 

自分を戒め、反省に反省を重ねる。そうだ、パチスロとはそんなに甘いものではなかった。余裕なんかかましていたら、いつやられるか分からない。差し違えるくらいの覚悟をもって対峙しなければならないのだった。

 

 

 

f:id:sishamo11:20190914234107p:plain
熊井シシャモ

「ええい! こんなことではダメです!! アホな妄想なんて巡らせているからこんな体たらくなのですよ!! しっかりしろ私!!」

 

 

 

 

真摯にタイバニと向かい合うことを今一度決意するシシャモ。そんなひた向きな姿勢に、台も呼応する。

 

 

22G→149G→163G

と、テンポよくCZを射止めるシシャモ。やはりCZ後の状態は、ほとんど低確に落っこちていないようだ。

 

3回目のCZから白同色ビッグを獲得。これが再びATへつながる。

 

f:id:sishamo11:20191117001024j:plain

 

さらにAT中、あっさりヒーローボーナスも引いた。

 

 

 

 

f:id:sishamo11:20190914234536p:plain
熊井シシャモ

「なぁんだ。やっぱり簡単じゃんww」

 

 

またしても口元を緩め、余裕をぶっかますシシャモ。そんな舐めた態度でペシペシ消化していると

 

 

f:id:sishamo11:20191117001159j:plain

あっさり終了。

 

 

 

f:id:sishamo11:20190915004013p:plain
熊井シシャモ

「うぅ…私は愚か…愚かすぎる…」

 

 

 

ここでもう一度心を入れ替える。反省に反省を重ね、猛省するシシャモ。

しかし、社会人である以上同じ過ちは何度も許されるものではない。台がATへの突入を許さなくなってきた。

 

 

 

f:id:sishamo11:20190915004551p:plain

熊井シシャモ

「む、むむ…急に台が私に対して冷たくなっている気がします……」

 

 

 

シシャモはその台の反応を真摯に受け入れる。自分のしてきたことが招いた結果なのだから、それは仕方がないことだ。何度も会社に遅刻してくる人間が、信用など得られるはずがない。その理屈と一緒だ(一緒ではない)。

いつか台がもう一度私にチャンスをくれるまで、もう気は抜かない。彼はそう決意した。

 

150G以内のボーナスを4回ほど引く。これはいずれもATにはつながらない。

やはりここまでの挙動はかなり良かった。同色ビッグも引けている。これはもしや、天辺まであるのではないか?

そう予感した瞬間に、彼は油断から笑みをこぼしそうになった。しかし、そこは大人。いくらなんでも3回同じ過ちは繰り返さない。彼はキリっとした表情で、油断することなくレバーを叩き続けた。

 

 

するとどうだろうか。台から声がする(しないだろ)。

 

 

 

 \\「その心意気、受け取りましたわ(お嬢様風)」//

f:id:sishamo11:20191117222015p:plain

 

タイバニがシシャモのことを認めた瞬間だった(病気か)。

 

 

 

149Gに白同色ビッグを引くと、これがATにつながった。ここはなんとか活かしたい。

手始めに白同色ビッグを引っ張ってくると、その後ヒーローボーナスをこれでもかと言うくらいに連続させる。

 

その結果、

 

f:id:sishamo11:20191117002813j:plain


継続率マックスに。

 

 

f:id:sishamo11:20191117002852j:plain

 

さらにナビレベル3だ。

 

 

f:id:sishamo11:20191117003022j:plain

 

 この間、ヒーローボーナス11回。ビッグは0。願わくば少しくらいビッグが引きたかったが…。

 

 

とは言え、ついに来てしまった。完全無敵。継続率もナビレベルもこれ以上、上がらない状態。無双状態突入だ。

 

当然、このような状態になれば顔はニヤニヤする。油断どころの話ではない。はしゃぎ倒すこと必須だ。

仕方がないので、台の前で軽くカズダンスを披露する。

 

f:id:sishamo11:20190914234536p:plain
熊井シシャモ

「オラオラオラァ! 見よこの華麗な足さばき!!」

 

 

 

 

この状態にまで持ってくれば、完走しかない。と、いうことで、今回は完走までの展開を惜しむことなく書くつもりでしたが……。

 

 

 

f:id:sishamo11:20191117003142j:plain
 

なんと恐ろしい。

 

やはり、気を抜いたが為だろうか。ニヤニヤが止まらなかったからだろうか。いや、カズダンスが悪かったのだろうか。人間はなぜ同じ過ちを繰り返してしまうのか

 

その後もしばらく打ち続け、ちょこちょこボーナスを引き、たまにATに入れたものの、先ほどまでの手ごたえはほとんど感じられなかった。挙動だけでいえば間違いなく良い台だったのだと思う。思うのだが…。

いかんせんタイバニに対峙している打ち手は、同じ過ちを3回も繰り返しているダメな男。台からの気持ちはもう一切こちらに向いていないようだった。

 

 

結局、手ごろなところでヤメ。真面目な話をすると、正直設定はよく分かりませんでした。体感的な状態や、初当たりの軽さ、同色ボーナスの引き方なんかを考えると、下ではないのだろうな、と。この挙動が中間設定のものなのか、それとも高設定のものなのかは、なんとも言えない部分ですねぇ。引くものタイミングよく引けちゃっていただけかもしれませんし。

 

f:id:sishamo11:20191117003502j:plain

f:id:sishamo11:20191117003531j:plain

 

 

投資:13000

回収:33000

 

 

 

私はタイバニを通じて社会の厳しさを学んだ。二度と同じような過ちは繰り返さないよう、心に誓う。粛々と、コツコツとやっていこう。真面目に、真摯に。ポテトチップスも控えるし、週に一回はお酒を抜く。無駄遣いをしない。朝起きてすぐ1本吸っていた煙草をやめる。スニーカーも当分買わない。うむ、そうだ。ちょっとずつ変えていこう。

 

………

……

… 

 

 

ーーー数日後ーーー

 

 

f:id:sishamo11:20191117010310j:plain

f:id:sishamo11:20191117010330j:plain

f:id:sishamo11:20191117011124p:plain

 

 

 

f:id:sishamo11:20190915005750p:plain
熊井シシャモ

「と、思っていたハズなのですけどね。競艇で思わぬスマッシュヒットかましたおかげで、もう全部忘れてしまいました。当然、スニーカーも買ったし、なんならブーツまで買ってます。うひひっ、捗る捗るぅ~!!!」