ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

ノリ喰われ軍記(VS『パチスロ攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG』):前編

都内某所、とあるパチスロ打ちが引退を覚悟していた。

 

 

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友人エス君「か、勝てない…なぜこんなに負けているんだ……(今年およそ-200k)」

 

 

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エス君「こりゃあもうダメだ。引退だな、引退!!

 

 

 

 

 

↓以下引退宣言をした友人エス君とのやり取り 

 

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パチスロ仲間である友人のエス君からの思いがけない発言。仕方がなく粛々と稼働に勤しむ熊井シシャモ。まさか彼は本当にパチスロから足を洗ってしまったのだろうか。

 

 

 

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熊井シシャモ「……そういえばあのラインを最後に、エス君から連絡がないわね」

 

 

 

 

 

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熊井シシャモ「確か2週間くらい前だったかなぁ。しばらく充電する的なことを言ってたけれど、今どんな様子なのかしら。そろそろ依存症特有の禁断症状が出てくるころじゃないかと思うんだけど…」

 

 

 

 

 

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シシャモの携帯『ヤヨイターイム!ヤヨイターイム!』

 

 

 

 

 

 

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熊井シシャモ「ん、携帯が鳴っている…こんな時間に誰かしら」

 

 

 

 

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熊井シシャモ「……復活はやっ」

 

 

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熊井シシャモ「短い引退期間だったわね。思わず競艇の話を振ってしまったけど、これはパチスロを打ちたいということで間違いなさそうだわ。とりあえず電話してみるか」

 

 

 

 

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プルルルル……

 

 

 

 

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エス君「あ、 久しぶり。いやぁ、給料も入ったことだし、打ちに行こうよ!」

 

 

 

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熊井シシャモ「それは良いんだけど…なに、もう引退は終わりなの?」

 

 

 

 

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エス君「とりあえず1回だよ1回。あ、そうそう。お願いがあるんだけどね、当日はノリでお願い出来るかな

 

 

 

 

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熊井シシャモ「ノ、ノリかぁ…。エス君と一緒にノリ打ちして、勝ってくれたイメージが無いのよねぇ。出来れば避けたいところだけど…」

 

 

 

 

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エス君「まぁまぁ、そう言わないでよ。あんまりお金なくってさぁ、最悪の事態は避けたいんだ。当日のお店は任せるから。いいお店を探しておいてね~よろしく~(ピッ!)」

 

 

 

 

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熊井シシャモ「い、嫌な予感しかしない…」

 

 

 

 

 

そんな不安いっぱいのノリ打ち。私はエス君を引き連れて、最近頑張っている雰囲気のある、某県にある店舗へと足を運んだ。積極的に媒体取材を入れ、その傾向に従ってわりと設定を使っている店舗だった。

200人弱の並びで、8番を引き当てた私が向かったのは、絆でもリゼロでもなくこちら。

 

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パチスロ攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG』であります。


私はこの台が好きなのだ。勿論、当日に予定されていた媒体取材の公約に一致するような構成、機種であったことも念頭にはかろうじてある。ただ、なによりやっぱり好きなのである(勝つ気ないだろ)。

 

ちなみに、この日ノリ打ちを申し出てきたエス君は70番くらいで入場し、リゼロを抑えていた。まあ、最近大人気だし、増台もかかったばかり。悪くはない機種選択である。

 

 

まず、朝イチ。15ゲーム程でチャンス目を引くと、これが上手いこと電脳モードに刺さる。

 

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私は予感した。今日は勝てる日だ(軽率)。

 


電脳モードは上位のチャンスゾーン的なやつで、ARTと高確率ゾーン(CZ)をストックできるゾーンだ。滅多に引けない。

 

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ここでなんとCZを5個ストック。うむ、僥倖だ。思わずその場で立ち上がり、華麗なカズダンスを舞いそうになった。流石に店内だ。すんでのところでカズダンスはこらえる。

だが、油断してはいけない。当然ながら、このCZを全部スルーすることもある。意地でも入れたい。

 

一個目のCZがストーリー高確。

 

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 これをきっちり射止める。早くもART突入だ。

しかも、上乗せ特化ゾーンである電脳ラッシュを高確率で抽選する『個別の11人モード』からのスタートだ。

詳しい仕様は割愛しますが、ここで頑張れば沢山ARTができますよ、という感じのやつだ。マイルドな凱旋のSGGみたいな感じである。

この個別の11人モード中に、上手いことレア役でゲーム数を上乗せ、ビッグボーナスも2回引いた。さらに7揃いを2回決めて、上乗せ特化ゾーン『電脳ラッシュ』に2回ぶち込む。

 

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電脳ラッシュ中に電脳ハックなんかも絡んで、

 

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初期ゲーム数466ゲームでスタート。投資はわずかに3kだった。ご覧ください。まだメインART始まってないのに、獲得枚数も伸びてますわ(ニッコリ)。

 

順風満帆……自分のヒキが怖い。この結果を受けた私は、当然その場でカズダンスを舞う。誰だって舞うだろう。私はしばらくステップを踏むことに集中していたが、30秒ほどカズダンスしたのち、粛々とARTを消化することにした(頭おかしいだろ)。


ART中もボーナスと特化ゾーンを数回引いて、順調に出玉を伸ばす。

 

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恐ろしいくらいにトントン拍子だ。無論、トントン拍子ということは、カズダンスを舞うことは避けられない。私はART中に4回ほど立ち上がり、カズダンスを披露した。

 

 

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結局860ゲーム継続、2008枚獲得。


なんだこれ、簡単すぎるぞ。こんなにすべてが上手く運んだことがあるだろうか。朝イチ、低投資で理想的にARTを射止めたと思えば、それがロング継続。獲得枚数も申し分ない。さらに忘れてはならないのは、このART終了後に、先の「電脳モード」獲得したCZがあと4つも残っているのだ。これは恐ろしい話になってきた。

このまま政界に進出したら、なんとなくであっさり当選できるのではなかろうか。そんな勘違いを起こしそうになるくらいに完璧なスタートだった。私はおまけでもう一度、カズダンスを舞った。

 

あとはこの出玉をキープ、あるいは枚数を上乗せしてこの日を終えるだけ…肝心なのはノリ打ち相手のエス君がどんな様子なのかだが……。

 

 

ちょっと長くなりそうなので、前後編に分けたいと思います……後編は後日に。サーセン(;'∀')