ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

卒業

最近、街中でやけに振袖姿の着飾った女性を見かけるなぁ、なんてぼんやり思っておりましたら、それもそのはず。卒業シーズンなんですね。

 

 

「もしや私が知らない間に、カブキロックスが空前の再ブレイクを決めたのか? こうなったらスナックで『O・EDO』を熱唱する日も遠くないか…」

と、ソワソワしていたのですが、その線ではなさそう。得てして街中を振袖姿の女性が歩いているという場面は「卒業式」「成人式」「カブキロックスの再ブーム」のいずれかですからね。この場合は、時期的に卒業式でほぼ間違いない。

 


私が学生を終えたのが5年くらい前。卒業らしい卒業っていうのはそれが最後かと思い返していたのですが、そんなことはありません。去年の頭くらいに、私は番長3を卒業しておりました。

 

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ああ、思い出しただけでも涙が零れ落ちそうになる。いや、ベルが引けない自分に怒りに狂った時期でもありましたので、涙だけではなく目から瞳を赤く染め上げるほどの怒りの血すら流しそうになる…。

 

 

 

 


MBを引くタイミングが絶妙にずれていたり、強対決で何も引けずにあっさりやられたり…。打ち手は筋骨隆々な轟さんを従えているはずなのに、スケバン女帝サキにめんこ対決を挑み、もはやテンプレかの如く返り討ちにあう。ひどい時は『プォーン』という独特のチャンス音を2度鳴らしておきながらマダラにやられる始末。

…苦しかった。卒業した今ですら血の涙を流しそうになるのだから、当時の私はとにかく番長3が憎かった。憎んでいるはずなのに、座ってしまうのだ。実に不思議な台である。いやまぁ、面白いんですけどね…。


1つ卒業の大きなきっかけとなったのは、忌々しい番長で万枚を達成したという僥倖に恵まれたことだろうか。あの時の私は、過去からこれから先の未来を含め、人生で5本の指に入るくらいに輝いていたことだろう。番長3に一矢報いた瞬間であった。

恐らく、今後の人生であんなにも輝ける日は、前髪がどんどん薄くなり太陽の光をサンサンと反射させるパターンを除けば、そうそうないだろう。

 

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ちょっと前に、地元のホールで偶然、十何年ぶりくらいに昔の友人と再会しまして。そんな久々の再会がパチンコ屋であったというのがお互いこっ恥ずかしかったのですが、何はともあれ昔の友人との再開はうれしい。お互い積もる話はあったのですが、場所が場所である。挨拶もそこそこに、とりあえず並びで打ってその場を楽しむことにしました。

こういうときに、共通の趣味があったりすると、急激に距離が縮まったりする。パチスロに限らずですけど、なんやかんやで趣味嗜好があう人というのは一緒にいて楽ですからね。

 

んで、その時に選んだ機種が番長3だった。

 


私は卒業した身だったので、ちょっと気が引けた。卒業後にしたり顔で後輩をしごきに来るOBみたいな、そんな風に思われるのが嫌だったのである(誰に思われるんだよ)。


しかし、久しぶりに番長3を打ってみると、なかなかどうして面白い。うん、やっぱりよくできている台だな、と改めて思いました。絶妙に存在する叩きどころや、通常時のモード推測、どのレア役にもそこそこ意味があったりなんかして、なんだかんだ良い台だったんだな、と。相変わらずイライラはするんですけどね。

 

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久しぶりに打ってみると、こんな風にあっさりチャンスチェリーが降臨してくれたりなんかしてね……。

 


ありま。意外と簡単なのかしら?

やっぱりやれるんじゃん。おいおい、ちょっと早すぎたな卒業(笑)って具合に天狗になって。番長3に再入学するのも悪くないかな? なんていう迷い事をしそうになったのですが、きっちり3万負けたので大丈夫そうでした。やっぱり卒業しておいて正解だったわ。

 

 

余談ではありますが、6号機が主流になってくると、ジャグラーやアクロスといったノーマルタイプからの卒業が余儀なくされる可能性がありますからねぇ。今のままの規制では、ノーマルは本当に厳しいですから……。規制の緩和か、もしくはメーカーの天才的な開発能力。このどちらかを願うばかりです。。