ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

名言コレクション『勝ちたいならダンガンロンパを打ってこい』

 

『勝ちたいならダンガンロンパを打ってこい』

 

私にはパチスロにおける様々なことを教えてくれた師匠的存在である「H師匠」という男がいます。彼に言われたセリフである。

あ、ちなみに皆さんはダンガンロンパ打ったことありますか? 無い人の方が多いのではないでしょうか。
それもそのはず。ほとんど言っていいほど注目されず、導入も控えめな台だったので。

 

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純増約1.0枚のARTを搭載したA+ART。5.9号機です。

1/140くらいのボーナスと、1/443くらいのARTを駆使して出玉を構築していく仕様なのだが、暗黒期と表現しても間違いではないであろう5.9号機のART機。かすめる程度にスペックをチラ見しただけでも……うーん。これはもう……。


正直、かなり厳しそうに見えるスペックだ。勝てるとは思えない。「ハンターハンター」が一年通して連載を続けることと同じくらい無理がある。しかし、H師匠曰く「あの台はやれる」らしいのです。

 

 

 

とある休日にH師匠とノリ打ちをしていた時のこと。15時の段階で私はディスクアップで1万5千負け、ギルティクラウンで1万負け、そしてマイケルジャクソンで1万負けと、なかなかの負債を抱えていた。


このままではまずい。私には分かる。これは30万負ける人の打ち方だ。

一人で打っているわけではなく、今日はノリ打ちだ。いくらなんでも好き勝手打ち散らかして結果40万負けましたー、なんて展開は申し訳なさすぎる。まあ、そんなことを思うなら、マイケルジャクソンなんて打ってるなよ、っていう話なんですけどね。

 

ここは大人しくしているべきか。しかし、打たないで師匠の結果をじーっと待つというのは……。いや、それは無理よ? 打ちたくなる気持ちを抑えられるはずがないから。そんな強靭な意思を持っているのならば、私はマイケルジャクソンなんて嬉々とした表情で打つはずがない。

 


仕方がない。ここはハナビやらバーサスやら、設定が入っていなくとも少なからず負債を減らす努力をしていますよ、という意思を示すことのできる台を打つか。ディスクアップはもう嫌だ。今日は引ける気がしないから。私は一通り店内をフラフラ徘徊した後、ディスクアップを打つ師匠の背中をそっと叩いた。

 

 

熊井「あの、私はそろそろハナビにでも行こうかなと」

H師匠「ん、なんで? 良さげな台あった?」

熊井「いや、すんません。もう何を打っても勝てる気がしません。このままでは50万負けまで見えます」

H師匠「勝ちたいんなら、そうだな。勝ちたいならダンガンロンパだ。ダンガンロンパ打ってきなよ」

熊井「え、なんですか? ダンガンロンパ?」

H師匠「そうだよ。ダンガンロンパ。あれやれるから」

熊井「俺、打ったことないんですけど。やれるんですか?」

H師匠「やれるやれる。あんなにやれる台はない」

 

 
私は流石に耳を疑った。ダンガンロンパ? なんだ?


私はとりあえずスマホでスペックを確認した。


ボーナス合算1/159~1/132。
獲得枚数30枚ro24枚ro159枚or209枚

ART1/443
純増約1.0枚、およそ40Gが約70%でループするシステム。

 

……勝てるか??


ちなみに、H師匠の見解はこうだ。

 


①「引けば勝てるを最大限に生かした台」(引けばとか言っちゃった)

 

②「チャンスゾーンが無いというところにやる気を感じる」(やる気とか言っちゃった)

 

③「ARTの継続率振り分け(50%70%90%)に設定差が無いので、ヒキ次第でどうにでもなる」(ヒキ次第とか言っちゃった)

 

④「解析を見れば見るほど、己の力でもってやれる気しかしない」(己の力とか言っちゃった)

 

 

師匠の言葉には「甘い」という表現は一度も使われなかった。ただただ「やれる」を連発している。やれる? つまりどういうことだ。うーむ。やれるのか? 勝てるのか? やれるのか!?


師匠はニヤニヤしている。子供たちに「悪い大人の笑顔はこうです」と教えるにはもってこいの表情だった。ニヤニヤしながらダンガンロンパを語り、私をその席へと誘おうとしている。彼は間違いなく悪い大人だ。

ちなみに、4台設置のダンガンロンパは、15時の段階でオール空席。うち2台は朝イチ状態だ。設定なんて使われているとは思えない。そもそも5.9号機は高設定でも様々な数値が上振れしないと勝てない気すらしてくるのだが……。

 

いや、しかし、ここは師匠を信じてみよう。師匠だし。あと、俺あの台初打ちだし、ちょっとワクワクするし(勝つ気ないだろ)。


私はダンガンロンパを打った。
そして何となく800枚くらい出て、その出玉を持って結局趣味打ちに走り、ゼグスイグニッションでフリーズを引いた。

 

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1/32768だよー\(^o^)/

なんでこんなん引けるのにディスクアップの同色が満足に引けないのか……

 

 

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なんとかプラス域まで戻すことに成功。華麗なフリーズ狙いを成功させ喜びの表情で師匠の元へ向かうと、彼はいつの間にかダンガンロンパを打っていた。そしてなぜか3000枚くらいの出玉を持っていた。


師匠は妙に簡単にやってましたが、でもやっぱりダンガンロンパはかなりキツイと思う。結構難しかった。どのくらい難しいのかは……そうね、見かけたら少しでいいので打ってみてください。

そもそも見かけること自体がかなり難しい説が濃厚ですね……。

 

しかし、師匠はガッツリ出してるんだよなぁ。あんだけ自信満々に言われた上でしっかりと出玉作られると、信じてしまう。台との相性なのかなぁ。いやいや、そういうことを考え始めるとキリがない。。南無南無……。