ゼロゲームやめが出来るまで

パチスロが好きなんですよ

VS『ルパン三世 世界解剖』その②

現状のパチスロ事情に一石投じる可能性を秘めた機種『ルパン三世 世界解剖』を打つ熊井。同色ボーナスで衝撃のオールリプレイを引いてしまう。

心折れがちの私ですが、この事態にはさすがに「どっひゃー!!」と声をあげながらバンザイせざるを得ません。勿論、喜びのバンザイではない。絶望と敗北を感じたことによる「お手上げ」のバンザイです。

 

前回の続きになります。

 

 

sishamoslot777.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ああ、終わった。完全に終わった。投資は二万を超え、もはや絶望しか感じられなかった。

 

負けるな、今日は。

 

予感した私は、思わずトイレに立つ。あの台もう辞めたい。無理じゃんだって。よく考えれば、ボーナス最終ゲームに1/8引ける? 無理でしょー。同色で全部リプレイ引ける? それも普通無理よ? なにしてんだよ、まったく。『大神』無いかなこの店。大神打ちたいわ。おもしれーから。

 


トイレに立った私は、ふてくされ気味にホール内を徘徊する。ふと空き台になっているニューシオサイに心を奪われた。RT連させると、すべての照明が消えるという演出があったな、この台には。ああー見たいわそれ。ニューシオサイ打ちたい。絶対面白いぜこの台。

 

しかし、ヒーローズロードをやらずにルパンを辞めるという行為に対して、ひどく抵抗を感じている私がいることも事実。せめて一回はやらないと気が済まない。とりあえずは続行か。

 

ちなみにこの時、エス君がわずか70ゲームで天井に到達していた。

おいおい、待ってくれ。いくら何でも早すぎるだろ。子役のヒキに助けられていたとしても、同じ台とは思えない挙動だぞ。


これが設定差なのだろうか。私は唇をかみしめ、いそいそと自分の台を打ち続けた。

 


根性で打ち続けること200ゲーム。ここでようやく初の天井到達。

 

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やったぁ。これでちょっとはいい思い出来るぞぅ。

 

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しょっぱいなあ。


でも、早いは早い。確かに、ハマれば行くとこまで行く予感はするな。
期待はできそうだ。味を占めた私を後押しするように、流れが大きく変わる。

異色、異色、同色とミッションを成功させ、ヒーローズロードが連続する。

 

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しかし、伸びない……。キツイな。

挙句の果てには、

 

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やったよ。。ついにやった。

1ゲーム目に転落。獲得ゼロ。

 

 

これはキツイ。こんなに悲しいリザルト画面、見たことがない。ルパンの表情も、どこか気まずそうに見える。

 


しかし、まだ流れは私に向いているようで、その後

 

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サクッと4桁。

 

そしてその後、

 

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秘儀、手のひら返し発動。めっちゃ楽しかった。


これ、後々調べてみるとかなり引きに助けられていたようだ。ヒーローズロードの一撃1000枚以上の獲得期待度が7%くらいしかないらしい。2000枚はかなり頑張ったってことだ。
時間的には、確かに早い。早いが、まあ厳しい。

何よりも、ヒーローズロード中の安心感が一切無いというのがストレスになる。ボーナスの成立や転落役に怯えながら消化していくことになるので、常に何かに怯えながら打つことになってしまうのだ。最低保証なんてものも勿論無い。常時おっかなびっくり出玉の獲得をしていくことになる。

これは出玉スピード云々という問題ではない。システム上仕方がないことなのだが、苦労してぶち込んだ出玉増加区間に安心できる状況がほとんど無いというのは、私個人的には首を捻ってしまう。

 

それから、めちゃくちゃ疲れる。
出玉の増加はMBに依存していて、そのMB中はほぼ毎回目押しが必要。ミスれば15枚損をする、ハナビの氷を取りこぼしてしまったことと同じだ。
普通に押していればそうそうミスをすることはないが「1回のミスがかなり大きな損になってしまう」というイメージが付きまとい、どうしても毎回丁寧に目押しをしてしまう。

これは正直、かなりめんどくさい。


「あまえるなよ、若造が」


と叱られるかもしれないが。もう一度だけ言わせてください。かなりめんどくさい。

 

 

何はともあれ、3000枚を超える出玉を獲得し、快勝。

投資24000
回収58500

 

こういうのもアリ

っていうのが正直な感想でした。

 


発想は超面白いと思いますし、打っていて「おもしろいな」と感じる場面は多かったです。しかし、打ち込むかといわれると、正直そんなことはないと思う。作りが意外とシンプルなので、そこまで打ち込む要素はないかと。では、設定狙いで立ち回れるか? という話なのだが、これも微妙だ。確定系の演出が確認できていたとしても、積極的に打ちに行くかと言われると、うーん……。かなり扱いに困る機種だ。


出玉スピードが早いので短時間の遊戯には向いているかと。それから、天井狙いくらいならできるかなぁ。

 

これは私の個人的な感想なのですが「純増5枚・有利区間上限なし」といういかにも爆裂をイメージさせるうたい文句が、逆に打ち手をがっかりさせたパターンな気がします。

超高純増爆裂機であると勝手にイメージしてしまったので、このような仕様にギャップを感じてしまう。それがなければ、ただ純粋にこの台のゲーム性を楽しめていた気がするんですよね。勝手な想像を働かせたのは自分なので、悪いのは私以外の何ものでもないんですけど……。

本当に、イチパチスロとしては全然アリな台だと思うんですけどね。面白いのは間違いない。


いずれにせよ、たまに打ちたくなりそうな仕様ではある。意外とホールでも長生きするのではないでしょうか。案外マイルドだし、一度打ってみる分にはまったく問題無い、むしろ一度是非打ってみてほしい機種です。メーカーさんも色々考えて、こういう尖った機種を出してくるんですよね。これからもこんな、ちょっと変わったシステムで、うまーく規制の抜け目を潜り抜けてくる機種がたくさん登場してくれるといいな、と思っております。

 

あ、最後にグラフを張っておきます。

 

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なんともコメントしにくいグラフですね。